feel away/slowthai James Blake &Mount Kimbie
本当に2020年のコラボレーションは面白い。
先日GorillazがThe Cureのロバートスミスとのコラボレーションにも驚かされたが、断然こっちが僕は好き。
時代を彩るUKのスター達のコラボレーション。
聴き始めで曲の解釈にまで至ってないがPVをみる限りとても重いテーマだろう。
以下Slowthaiコメント
「この曲は、友人関係でも、パートナーでも、家族でも、私たちが抱えている疑問についての曲です。相手の立場になって、よりよく理解できるようにするための曲だよ」
僕はまだ世の中の問題を知らなさすぎかな、もっと人のためにできることがあるはず。本当にミュージシャンはすごい。自分の小ささに気づかされます。
情熱溢れる傑作
8月14日にリリースされたOscar Jeromeのデビューアルバムが快作。
メディアでネクストTom Mischと表現されていたが作品を聴いて多くの人が
Tom Mischのクールな音楽性とは対照的で情熱的な作品と感じたはず。
②Sun For Someoneの体に響き渡るベースラインが大好き。
③Give Back What U Stole From Meはジャズグルーヴと後半の力強いOscarのボーカルが最高。
⑨Timelessでは豪華客演が実現。リアンラハヴァスとのボーカルの掛け合いが美しい
一曲。このアルバムのエンディングに向けて導く名曲。
様々なジャンルを見事に操ったこの作品を引っさげてOscar自身も
早く世界を駆け巡りたいことだろう。
日本でもGreenRoom Festivalでの来日がなくなってしまったが、いつか彼のライブ
が見れる日が来ることを心待ちにしている。
次は大きなステージで見てみたい
こんにちは。
本日リリースになったWashed Outの新作Purple Moonについて。
日付が変わってすぐに聴き始めたのですが素晴らしい作品だと思います。チルウェイブと言うジャンルのパイオニアとして数々の名曲を送り出してきたWashed Outことアーネストグリーン。今回のアルバムでは過去の作品を上回る壮大かつ優美でチルなサウンドを体験することができる。
毎回アルバムのアートワークも素晴らしく今回の作品もアートワークからアルバムがどんなサウンドなのかリスナーに想像させ、その期待値を大きく上回ってくるスケールに思わず笑みがこぼれてしまった。
作品全体を通してボーカルが前面に出た楽曲が多く、深いエフェクトのかかった透明度のかかった楽曲は多く健在。打ち込みのビートと生ドラムの掛け合いが心地よく、時には民族音楽のようなエキゾチックなサウンドがアルバム全体の素晴らしいスパイスになっている。後半に流れるにつれてゆったりとした空気感が増していくがM9の Hideはここまでの集大成と言える最強のチルウェイブサウンドを楽しむことができる。あまりにも滑らかなシンセサイザーと体に響き渡るビートに身を委ねると最高に心地よい。
地中海の海、白を基調とした建物、そして美しく紫色に染まった空。アートワークから連想される壮大な世界が見事にサウンドとリンクされている。
筆者は昨年のサマーソニックで幸運にもライブでWashed Outを体験することができたが彼らはライブパフォーマンスも最高だ。何よりこのアルバムが完成したことによって彼らのパフォーマンスの世界が大きく広がることを確信したし、また是非来日して多くの人にその魅力を伝えてほしい。前回の来日はAM4時頃のスタートだったが次回は大きなステージの夕刻で最高にチルで踊れるステージになることを期待したい。私の中ではTame Impalaのライブに近いパワーを肌で感じさせてくれた貴重なアーティストだ。
【コラム】Oscar Jeromeのデビューアルバムが楽しみな理由
こんにちは。
タイトルの通りサウスロンドンジャズシーン最大級の注目株Oscar Jeromeのデビューアルバムが8月14日にリリースのだが、いつからジャズという言葉が耳馴染みの良いものになったのだろうとふと思った。
音楽好きの皆様もきっと同じように思ったことのある方も多いはず。
ジャズのイメージって自分の中では特別な大人が楽しむ別世界の音楽のイメージだった。高校生くらいのまだIPODを使っている時、今みたいにサブスクで音楽が気軽に楽しめなくてTSUTAYAに行ってよくCDをレンタルしに行っていた。そこでもジャズの棚はやはり特別な世界に見えたし自分もお父さんくらいの歳になったら白い髭を生やしてお酒でも飲みながら聞いているのかななんて思っていた。(そもそも大人になってもお酒が弱い体質だったためそれは実現不可能という切ない現実)
何回か適当にコンピレーションを選んでみて自分のライブラリに取り込んでみたりしたがやはり18〜20前後の自分には難しくてただライブラリに入っているだけの状態。当時UKロックが大好きで周りの音楽好きの友人達にもジャズを聞いている子はいなかったし話に上がることはなかった。当時僕たちはUKの新しいカルチャーNEW RAVEに夢中になっていた。今見るとすごい派手なカルチャーだったと思うけどスキニーパンツに紐を縛り上げたコンバースは最高にかっこよかったし、同じ時期にArctic MonkeysがデビューしたりとにかくUKは燃え上がっていると言わんばかりに新しいものが登場し熱気に溢れていたのが日本の地方在住の僕でも感じ取れた。毎日通学途中のタワーレコードに行って新しいアーティストを探すのに夢中で講義をサボっていたのもいい思い出。
そんな学生時代を過ごして社会人になって音楽を聴くのがいまいち楽しくない時期があった。この時初めて知ったのだが自分は辛いときに音楽に励まされるとかそういうタイプでなく充実している日々の中に音楽があってその音楽が宝物になるタイプ。だからこの時期に決めたことがあって大好きな音楽をずっと好きでいるために毎日を充実させてやるって決めた。今のところ音楽を聴くのがそれ以来嫌いになったことないし日々充実してるのかななんて思えてくる。特に気の合う友人と音楽の話で分かり合える瞬間が一番楽しい。最近の熱い出来事はこんな田舎でFontaines D.C.について語り合える友人ができたことだろう。
話が少しそれてしまったが、いつからジャズが身近になったんだという話。自分の場合2017年あたりのJORJA SMITHやREX ORANGE COUNTYそして大本命のTOM MISCHにFKJ,THUNDERCATらの登場あたりからジャズのサウンドが日常に浸透してきた。そして何よりも純粋にこのムーブメントがものすごくかっこいいと思えた。自分が年齢を重ねたのもあると思うが自分より若い世代がこんなにクールな音楽を奏でていることに関心したし、改めてUK,USシーンのカルチャーの発展スピードに驚かされた。この頃からサウスロンドンの新しいアーティストにとても興味を持つようになった。
同じ新世代のジャズでもUKのアーティストだとクラブカルチャーと近い距離でソウルやファンクなどとミックスされクラブジャズ的なアプローチをするアーティストが多くて自分の音楽の歴史とリンクさせてもUKジャズは自然に受け入れることができた。
そして来月14日UKジャズシーンから大注目の新星Oscar Jeromeのデビューアルバムが発売。
UK新世代ジャズシーン新鋭ミュージシャンが集結して制作されたという快作らしい。先行リリースされている楽曲を聴いても期待値は上がるばかり。トムミッシュと同じ音楽カレッジを卒業しておりモデルばりのルックスに合わせて知的さもたまらない。9月のGREENROOM FESTIVALでも初来日が決まっているがこれに関してはまたベストなタイミングで多くの方に見て欲しいと思ってしまう。様々なアーティストが登場したここ1,2年のUKジャズシーン。2020年代もさらに盛り上がることを確信させてくれる希望の1枚になって欲しい。ポストパンクと並んでジャズは今最高に熱いジャンルの一つなのだ。
Tera Melosのシンガーのソロデビュー作が傑作。
こんにちは。
完全に見逃していました。Tera Melosの名前を聞いたのも本当に久しぶりだし、ギタリストでありシンガーのNIck Reinhartがソロアルバムを出していたなんて。たまたまピッチフォークのアルバムレビューで見つけて聞いてみたらもの凄くよかったんです。
Tera Melosってマスロックのカルト的バンドで私もあまり踏み込んで聴いたことなかったんですが、とにかく複雑な楽曲進行とギターテクニックがすごい印象。
でもこのソロ作、驚くほど耳馴染みが良く誰にでもこれいいよ!ってオススメしたくなる作品になっています。レコード店や音楽好きの方の紹介で90年代オルタナティヴへの大きな愛が感じられる、WEEZERのブルーアルバムのような心地よさと評されてますがまさにドンピシャ。
個人的にはTera Melosで培ったであろう超絶技巧なテクニックがこれでもかという良メロに飛び込んでくるギャップがたまらない。
そろそろ梅雨も終わりに近づいてきているのでカラッと晴れた空の下で聴きたい一枚。アルバムアートワークもミュージックビデオも素敵なんです。
完璧なパワーポップにギターテクが登場するShe Don't Want
シンプルな楽曲ながらNickのギターテクの仕掛けがたまらないWANNA BE MY FRIEND
まだまだ聞けてない素敵な音楽がたくさんありそうです。また紹介いたします。
ではまた。
風通しの良いクラブミュージックとポップミュージックの境界線
こんにちは。
今日は7月24日に発売されたJessy LanzaのアルバムAll The Timeについて簡単に書きます。
Jessy Lanzaはカナダ出身のエレクトロニックサウンドを得意とするシンガーソングライターでありプロデューサーであり学生時代には大学でジャズを専攻しており本格的なデビュー前には音楽の先生としても活動していた時期のあるアーティストです。
彼女は今回のAll The Timeが3枚目のアルバム作品となりますが、彼女の名が大きく世に世界に知れ渡ったのは彼女自身の作品のクオリティの高さはもちろん、Caribouが2015年にドロップした名盤Our Loveに収録されていたSecond Chanceでの客演も一つかと思います。
今回の作品ではポップスのムードの中をエレクトロサウンドの粒が曲中を楽しく踊っているかのような印象を受けました。
まさにクラブミュージックがポップミュージックの境界線を往来しているような、音楽のジャンルの垣根を超えた風通しの良い楽しく穏やかな作品になっています。
つい先日リリースされたOver And Overのミュージックビデオからはまさにそんな印象を受けました。
ブレイクビーツのリズムも多く使われていますが、ポップスの軸をしっかり持ち絶妙なバランスで楽曲を制作する彼女の手腕はさすがです。
是非彼女の魔法にかかったサウンドがダンスする瞬間を楽しんでみてください。
オススメ曲
Lick In Heaven
ではまた。
記録用みんなで作るライブ映像フェス
こんにちは。
音楽好きの皆様にとってはライブに行けずにモヤモヤと辛い日々が続いていますね。
ツイッターやブログで新しい音楽の情報の共有は多くありますが、お気に入りのライブの共有って少ないなと思いこのようなページを作成させていただきました。
規模の大きなページではありませんが夢のようなラインナップのライブが少しづつここに集まり、架空のフェスティバルのようなページに なればと思っております。
もしこちらのページをご覧になりましたらコメント欄及び、Twitterアカウントにて教えていただけましたらと思います。
Twitterアカウント→@ultra_violet_sun
まずは筆者から7つの映像を。ポストパンク、UK好き丸出しのラインナップです。
①Fontaines D.C./Too Real(Live at Glastonbury2019)
②Foals-Two Steps Twice(Live at Reading Festival2016)
③The 1975 -People(Reading+Leeds 2019)
④IDLES-Danny Nedelko(Glastonbury2019)
⑤Hotel Lux-English Disease(Neighbourhood2019)
⑥Egyptian Blue-To Be Felt Live at O2
⑦Crows-Silver Tongues Live at Shacklewell Arms