Bedroom/bdrmm
こんにちは。
UKリーズを拠点に活動する5人組シューゲイズ・バンドbdrmmがデビューアルバム『Bedroom』を Sonic Cathedral からリリース。
この10曲入りのアルバムは、2019年後半にリーズの The Nave スタジオで Alex Greaves (Working Mens Club, Bo Ningen) がレコーディングし、ブルックリンで Heba Kadry (Slowdive, Beach House) がマスタリングを担当しています。
デビューアルバムにしてこのエンジニア起用。バンドの実力と期待が伺えます。
彼らのサウンドは、The Cure の『Disintegration』や Deerhunter、DIIV を彷彿とさせ、RIDE や Radiohead を参考にしている。また、The Chameleons〜Protomartyr までのクラウトロックやポストパンクのエコーや、Pale Saints の『The Comforts Of Madness』のプロトシューゲイザーの影響もあり、特にいくつかのトラックのクロスフェージングは、アルバムがほぼシームレスに聴けることを意味しています。その結果、本作『Bedroom』は、20代前半の浮き沈みを背景に、別れのさまざまなステージを駆け抜ける、予想外で意図していないコンセプトアルバムになっています。
僕のシューゲイズの入り口はDIIVでした。そこからマイブラ、スローダイブ、ライドなどレジェンドを辿って行ったのですがこのbdrmmは初見でDIIVの影響が強いと感じました。注目度のあまり高くないジャンルと言っては失礼にあたるかもしれないですがbdrmmは現在進行形20年代の音です。
ミディアムヘアーで首元緩めのTシャツに淡いグリーンのギター。ボーカルのスタイルいいですね。
最新のジャンルでもなければなんとなく知っているシューゲイズという言葉という方多いと思います。世界的にヒップホップが市民権を獲得していた数年前、そこにロックが巻き返しを見せた10年代ラスト。20年代が幕を開けどのようなジャンルが世界を沸かせるのか楽しみです。インディーロックバンド勢が大暴れしてくれる時代になることを願います。
それではまた明日。